潤滑セリーをあなたの性行為に積極的に取り入れてみましょう
一般的に女性は閉経後に膣粘膜は萎縮していきます。そのため膣乾燥が約４割の女性で認められます。そのほか、かゆみ、灼熱感、痛みが約２割に日常的に出現します。それと同時に、約４割の女性で性行為での痛みを自覚します。
これらの症状は女性ホルモン（エストロゲン）の減少によって引き起こされます。膣粘膜の萎縮と血流低下によって、膣内の酸性度を保っている乳酸桿菌の減少を引き起こし、性交痛以外にも、かゆみや臭いの原因になったりします。できればこれらの不快な症状を軽減したいですよね。
また若い方の性交疼痛症の原因として、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症が発見されることもあります。更年期以降で性交痛が出現している場合、医学的な治療法としてエストロゲンを補充することによって、膣粘膜の萎縮を改善させ、症状を軽減することができます。エストロゲンの補充方法としては、エストラジオール製剤の膣内投与やクリームを直接塗布する方法があります。気になる方は、そのような問題を扱っているクリニックに行くことが大事です。
実際には軽度の症状であればクリニックに行く前に以下に紹介する潤滑セリーを試してみる方が多いと思います。また年齢に関係なく精神的な疲れやストレス、体調不良、長時間の性行為、出産や授乳期などの性的興奮が起こりにくい場合においても、膣の湿潤は低下します。そのような場合に、潤滑ゼリーは非常に役に立ちます。
また男性においても、乾いた状態で粘膜が擦れると、包皮の裂傷や皮膚の炎症が起こることもあり、性交痛の原因となります。紹介する潤滑ゼリーはもちろん男性にも使用可能です。症状がない方でもマンネリ解消、プレジャーアイテムとして、以下の潤滑ゼリーを使ってみるのも良いと思います。
おすすめ潤滑ゼリー（ローション）の紹介
性科学会の協賛会社でもあるジェクス株式会社のリュープゼリーは最もスタンダードな潤滑ゼリーでベストセラーです。ヒアルロン酸が入っているプレミアムタイプや膣内に直接注入できるタイプもあり、性交痛の方には更なる効果を期待できると思います。
テンガヘルスケアの潤滑ゼリーになります。この会社は他に簡易精子分析のメンズルーペ、膣内射精障害改善のためのトレーニングカップなど、セクシャリティに関わるさまざまなヒット商品を開発販売してます。
この商品はオーガニック素材で作られた潤滑ゼリーになり、粘膜への負担も少なそうなのでオススメです。カード型になっているのが特徴で、持ち歩きが比較的容易な点も見逃せません。
オーガニックの製品としては、こちらの潤滑ゼリーもお勧めです。膣内にうるおいを与え、摩擦を円滑にすることで痛みや違和感、不快感をやわらげてれくます。月経カップ、ラブグッズのスムーズな挿入のサポートにも使用できます。
エストロゲン低下に伴う、外性器の萎縮、性交痛に対して、作られたジェルです。ヒト脂肪細胞順化培養液エキスが含まれ、自らの細胞を修復し、再生する効果が期待できます。 乳酸桿菌 / 乳発酵液は生乳や脱脂粉乳を乳酸菌で発酵させ、その発酵乳の上澄みを粉末にしたものです。ペプチド、アミノ酸、乳酸、糖を含み、保湿作用やニオイを抑えるはたらきがあります。
植物由来中心の成分をたっぷり使い、柔らかでなめらかな質感にこだわりました。とくに閉経前後から感じやすいデリケートゾーン（陰部）の乾燥による不快感、ムズムズ、ヒリヒリ、ピリつきなどにはもちろん、いざという時にも「そばにあってよかった」と思ってもらえる、みずみずしいうるおいを与えるジェルです。今すぐ、デリケートモイストジェルで、うるおい生活を始めてみませんか？今デリケートゾーンケア商品の中でも特に注目されているジェルタイプの保湿剤です。
まとめ
今回は性交時に使用できる潤滑ゼリー（ローション）をレビューしてみました。性交疼痛や挿入障害がある方以外でも、ただ単にセックスを楽しむための製品として活用すれば良いと思います。またセックスレス解消のきっかけ作りとしても一役買ってくれると思います。
最近では薬局でもコンドームの横に置いてあるくらい普及してきたと思います。薬局での購入に羞恥心があるという方もいると思います。さまざまな種類がありますので、ぜひ吟味してネット購入を検討してみてください。ただ、器質的疾患（体の病気）が潜んでいる事もありますので、ローションで改善しない場合は産婦人科医の診察を受けましょう。
われわれのカウンセリングルームでは、状況により潤滑ゼリーをお薦めしています。挿入が苦手な方、性交痛がある方、行動療法を行っている方は、特に積極的に活用ください。
