カウンセリング

不感症の原因と対処法

女性の性機能障害の分類として、①性的関心と興奮の障害、②オルガズム障害、③骨盤・性器の疼痛と挿入の障害がありますが、クライエントによっては症状が単一ではないこともありますし、ライフステージにおいても出現頻度は変化していきます。

今回のトピックである「不感症」とは「セックスしても感じない、オルガズムに達しない」と言う意味合いが込められていると思いますが、実は性科学の世界では差別用語の扱いです。

「不感症」には二つの意味合いがあります。上記の分類においては①興奮の障害もしくは②オルガズムの障害に該当します。これが悪化するとセックスレスになってしまい、カップルのコミニケーションが不安定になりがちです。

この原因はまず多いのでは性行為におけるパートナーの配慮のなさがあります。究極的には女性の方で嫌な経験として性行為が認識、蓄積されて、最終的には性的なことに対して拒否反応を示してしまう方がいます。これは特定のパートナーで起こる場合もありますが、男性全体に対して性的興奮を抑圧してしまうこともあります。

もう一つの理由として、女性がマスターベーションでも興奮できなかったりオーガズムに達しなかった場合は、女性の性的感覚が十分に開発されていない場合があります。これは行動療法である程度の性的感覚を自己開発することが可能です。さらにパートナーがいる方は、カップルセラピーによって最終的には性交によってオルガズムに達する練習をしていくことが重要です。

性行為がなくても友達のような関係でパートナーシップを築いているカップルがいますが、いざ子供が欲しいという時に女性の性機能障害が問題として浮き彫りになってくることがあります。

早めに子供が欲しいけども性行為ができない場合は、自然妊娠は諦めて人工授精や体外受精をお勧めすることもあります。ただし、やはり自然妊娠を目指したいというカップルも多く、そのような思いがある限りはセックスカウンセリングが必要になってきます。

不感症は心理的問題も絡んでいることが多いです。特に、我々が行なっている交流分析でわかることはエゴグラムをとってみると不感症の方は「子供のような心」(FC: free child)が低かったりします。つまり自分の欲求を表出することが苦手なのです。このような場合は行動療法に加えて心理カウンセリングを加えることにより、よりセックスセラピーが円滑に進んでいきます。

不感症の原因とセックスセラピー

原因は?

  • 原因としてパートナーの配慮のなさによる興奮低下、オルガズム低下
  • 女性の性的感覚が十分に開発されていない場合
  • 心理的なことが原因による性的興奮低下
  • 上記によるセックスレス

セックスセラピーとは?

  • カップルカウンセリングによる双方の性格理解
  • センセート・フォーカスによる感覚の自覚
  • パートナーとのタッチング
  • セルフプレジャーアイテムによる刺激
  • 上記による興奮やオルガズムの誘発
  • 男性パートナーの教育
  • 心理的背景が強い場合は心理カウンセリングを適宜追加

性カウンセリングを行うにあたり、医学的治療、行動療法、心理療法を組み合わせてアプローチ数することが重要だと考えています。我々はまず行動療法としてご自分の感覚にフォーカスする訓練を1人で、もしくはパートナーと行うことを課題としており、それと同時にパートナーシップの調整、心理カウンセリングの技法を駆使してコミニケーションとこころの問題も扱うことにより包括的な不感症の改善をはかります。

もしお悩みになっている方はまずメールフォームで問い合わせをしてみてください。解決方法の糸口が掴めると思います。