性教育イラストのホームページ立ち上げに伴い、医学(泌尿器科)に関係するイラストを一部Esolveが監修しましたのでお知らせします。
そして今回は避妊法についてお話ししたいと思います。安心してセックスするためには避妊法を理解することが大切です。現在ある避妊法を性教育イラストのホームページからのイラストを使って紹介します。
男性側でできる避妊法
膣外射精
コンドーム
パイプカット(バセクトミー)
女性側でできる避妊法
ピル
ペッサリー
IUD(子宮内避妊器具)
卵管結紮
それぞれについて解説していきます。
膣外射精
これは避妊法と呼ばれるものではないかもしれません。避妊率は78%と低く、100回性交すると22人は1年間に妊娠してしまいます。
コンドーム
避妊率は86%と言われています。つまり100回性交すると14%は妊娠の危険性があるということです。現在様々な種類のコンドームが販売されています。
パイプカット(バセクトミー)
精管という精子の通り道を切断する手術です。局所麻酔によって30分から1時間程度で行うことができます。最近ではメスを使わないパイプカット法も行われており、低侵襲な処置になります。
ピル
避妊率は97%になります。副作用として嘔気、性欲低下、 などがあります。40歳以上、喫煙歴、血栓のあるかたは服用することができません。
ペッサリー
子宮の入り口に入れることによって、蓋をして精子の侵入をブロックするためのものです。女性版のコンドームと言って良いかもしれませんが、避妊効果は80%程度で低く現在はあまり一般的ではないかもしれません。
IUD(子宮内避妊器具)
IUDはIntrauterine deviceの略で日本語では子宮内避妊器具となります。避妊効果は0.1-2.0%に予期せぬ妊娠があると報告されており、ピルより確実な避妊ができます。原因不明の不正出血がある場合、子宮の炎症性疾患の既往、現在進行形の子宮内膜症や子宮頸管炎がある方は装着できません。IUDは医師による装着・除去が必要です。
卵管結紮
避妊率は99.95%になりますが、女性の体に負担が大きく、永久不妊となりますので避妊法としては理想的ではありません。男性側のバセクトミーの方が安全性、簡便性、費用どれをとっても卵管結紮よりも優れています。
このように様々な避妊法がありますが、子供を望まないセックスをするのであれば、ご自分にあった避妊法を積極的に取り入れてみて下さい。